こんにちは、マリアです。
今回は、地方で働きたいと考える20代向けに、失敗しない働き方3選と知るべきこと5選を紹介したいと思います。
近年、4人に1人が地方に移り住みたいという調査結果が出ていることと、コロナの影響で、必ずしも都会に済まなくてもよいと考えている若い方が増えてきています。
そこで、今回は、東京から地方へ移住した私が、地方で働きたいと考えている方向けに、失敗しない働き方と事前に知っておくべきことを紹介します。
失敗しない20代の地方での働き方_3選
ここでは、以下の3つの働き方を紹介します。そして、それぞれでどのような仕事があるかも紹介していので、興味あるものを確認してみてください。
- 自営型
- 雇用型
- 業務委託型
それでは、一つずつみていきましょう。
【地方での働き方】自営型
地方に住んで自分で事業を起こすことです。
- 自営業を営む
- 起業をして個人事業を始める
が挙げられます。
その中で、自営型としてあげられる職業は、
- 起業
- 開業
- 農業・林業・漁業などの一次産業
- 事業継承
【自営型】①起業
ライバルが多い都会から抜け出して、地方で企業を行うという選択肢です。
都会に比べると市場は小さいですが、その分ライバルが少ないことがメリットとして挙げられます。
特に、都会で身につけた技術を、地方で生かすことをおすすめします。なぜなら、都会では当たり前であっても、地方では、まだ普及していないことが結構あります。
例えば、IT系の小さな会社を起こすのであれば、最新のITを導入することで、より効率的に仕事ができるということを提案できたりします。
ただ、いくら技術が素晴らしくても、財政上難しいこともあるので、市場調査が必要です。
【自営型】②開業
地方に来て、自分のお店を開くこともできます。
都会で習得したスキルを、競争率の低い地方で自分のお店を開いて、販売するということができます。
地方では空き家が多かったり、使用されていない土地が売っていたり、かなり見かけます。そのため、安く購入したとしても、比較的安い価格で、お店を建てられたり、リノベーションをしたりできます。
- 民宿
- 古民家カフェ
- お菓子屋
- 美容室
- 整体・医療系
ちなみに、私の知人でも地方で、美容師と整体師をやっている方がいます。
やはり、都会で技術を磨き、地方で美容師をしている人は、若い世代からも人気です。都会で技術を磨いているという事実は、かなり影響力を持っており、地方の人たちから注目してもらえる可能性が高まります。
【自営型】③農業・林業・漁業
地方で農業・林業・漁業に関わることもできます。
地方では、田んぼなどが余っていても、人手不足で荒れている土地もかなりあります。また、漁業にしても、釣れる魚はいても、人手不足と高齢化などの問題から、船を沖に出すことが困難な地域もあります。
せっかく、地方に来て自然を満喫できるので、都会ではできない仕事をしてみるのもありですね。
ちなみに、私の知人で漁業をやっている方がいて、毎日新鮮な魚を食べれると喜んでいます。
【地方での働き方】④事業継承
事業継承とは、誰かから、会社を引き継ぐということです。
地方では、後継者がいないという問題は結構深刻です。私が知っている限りでも、経営者がおらず、閉業してしまっているお菓子屋や民宿がかなり目立ちます。
ただ、会社を引き継ぐとなると、その事業内容に納得していないといけないですし、かなりの信頼が必要であったりと大変ではあります。
【地方での働き方】雇用型
会社に雇われて、働くことです。
- 正社員
- 派遣
- アルバイト
などが挙げられます。
比較的わかりやすい働き方でもありますね。
職業としては、
- 一般的な会社での仕事
- 医療・介護の仕事
- 土木建築・公共工事関連の仕事
- 製造業・工場系の仕事
- 飲食店・スーパーなどのアルバイトや派遣の仕事
- 地域おこし協力隊
【雇用型】①一般的な会社での仕事
都会であっても地方であったも変わりはないですが、一般的に会社に勤める働き方です。
都会のように競争率は高くありませんが、自分にあった仕事があるかどうかは、求人次第です。
よく耳にするUターンやIターンなどが挙げられます。
また、都会では、実力主義で実力があれば、若くても認めてくれる企業が増えてきていますが、地方では、年功序列の昔ながらの日本の働き方が目立ちます。(もちろん、企業によりますが)
その点も含めて、事前の調査が必要です。
【雇用型】②医療・介護の仕事
地方では、少子高齢化が問題になっている通り、医療や介護に携わる人がかなり少ないです。
そのため、医師、看護師を始めとする医療系であったり、介護士やホームヘルパーなどの介護系の職種は、比較的需要が高いです。
【雇用型】③土木建築・公共工事関連の仕事
建築や工事に携わる仕事にも需要があります。
理由は、土地開発などで高速道路を作っていたり、それに伴う「道の駅」などの建築が行われることが多いです。また、地方の道などを舗装するためにも、よく工事しているのを見かけます。
【雇用型】④製造業・工場系の仕事
大企業の本社は、都会にあるけど、工場は地方にあることが多々あります。
そのため、意外にも工場での働き手を求めている企業もあります。また、有難いごとに、そのような工場で働く人向けに寮や家具付きの部屋が用意されていることがあります。
【雇用型】⑤飲食店・スーパーなどのアルバイトや派遣の仕事
地方であっても、暮らしを支える飲食店やスーパーなどがあるので、アルバイトや派遣のお仕事があります。
都会に比べるとどうしても、最低賃金が安くなってしまうという問題はあります。
【雇用型】⑥地域おこし協力隊
地域おこし協力隊として、働くという選択肢があります。
地域おこし協力隊とは、都会から地方に定住に意欲のある人を受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、地域力の維持や強化を行う制度です。
地域活性化のお手伝いをすることで平均して16万〜20万円の給料を得ることもできます。また、地方によっては、家賃なども補助をしてくれることもあるので、かなりお得に移住ができたりします。
ただ、地域おこし協力隊で働くという点では、最低でも1年、最長で3年という期間があるので注意が必要です。
【地方での働き方】業務委託型
会社に雇われずに個人で仕事を取り、請け負って働くことです。
職業としては、
- 個人事業主
- フリーランス
が挙げられます。
近年では、働き方の多様化がみられており、フリーランスやノマドワーカーなどをよく聞く機会が増えてきました。
その中で、業務委託型としてあげられる仕事は、
- インターネットの仕事
- クラインガルテン
【業務委託型】①インターネットの仕事
インターネットを使用するお仕事があります。よく地方でゆっくり仕事をしながら暮らしたいという方の多くは、いつでもどこでも仕事ができるという働き方に魅力を感じるのではないでしょうか?
インターネットを使用してできるお仕事はかなりあります。
例えば、
- WEBデザイナー
- ネットショップ
- WEBライター
- プログラマー・ITエンジニア
- YouTuber
- 英会話講師・翻訳家
- インターネットビジネス
基本的には、インターネットが使用できれば、オンライン上で完結してしまうお仕事があげられます。
私も、英会話講師をしていたり、ブログをやっているので、ここに当てはまります!
ただ、注意が必要なのは、地方によっては、都会のように光回線が通っていないところもあるということです。インターネットを使用するお仕事の場合、ネットのスピードはかなり大切になってきます。
【業務委託型】②クラインガルテン
あまり聞かない言葉かもしれませんが、この制度が整っている地方も意外にあります。
「クラインガルテン」とは、畑のついたお家(ウラベと呼ぶそう)に住みながら、農作業を行うことができる『滞在型市民農園』のことです。ちなみに、「クラインガルテン」とは、ドイツ語で『小さな庭』を意味しています。
第二次世界大戦が終わった後のドイツで、食糧難を解消するために、空いている土地を利用して、自給自足のために農業を国民に教えるようになった事が始まりとされています。
クラインガルテンを用意している地域によっては、無料で農業に必要な重機や軽トラを用意していたり、農場をするための技術を教えてくれたり、ピザ窯などを使用できるところもあります。
私も今後、地方を転々とする働き方をしたいと考えているので、注目している働き方です。
地方移住で知っておくべきこと_5選
地方移住も結構いいかもしれない、と思った方もいると思いますが、地方移住をする前に知っておくべきことをご紹介します。
ここをスキップしてしまうと、移住した後、結構大変です(汗
【地方移住】事前の情報収集
必ず、事前の情報収集をしましょう。「当たり前だろ」って思うかもしれませんが、かなり詳細な情報までも調べておくことをおすすめします。
なぜなら、情報収集をすればするほど、損をせずに済み、お得かつ効率的に地方移住が行えるからです。
地域によっては、住みやすさや住むためのコスト、働きやすさなどなど、かなり異なります。
もっというと、一つ山を超えるだけでも雰囲気が異なったりします。(特に田舎は)
例えば
- 住居:立地、周辺の施設、近所、職場との距離、家の築年数、家の中の作り、インターネットが使用できるか、スマホが使えるか(格安スマホの場合は特に注意が必要)
畑が近くにあると、ムカデやよくわからない虫が出ることがあります。
- 仕事:職場探し、給与、同年代の比率、男女比、雰囲気、評価制度、(開業の場合は、その土地や物件の詳細、土地の知識。フリーランスの場合は、ネット環境、税金、会計などの知識)など
生きていくための仕事は、必ず必要なので細かくみておきましょう。
- 制度:Iターン・Uターン制度、補助金など
地域によっては、都会から移住してくる方や、都会から地方に戻ってくる方向けの【お得な制度】がある可能性もあります。
【地方移住】初期投資がかかる
地方への移住は初期費用がかかります。
地方での働き方にもよりますが、以下の費用がかかることを頭に入れておきましょう。
- 家を探すために数日間泊まる宿泊代
- 都会から地方への移動代
- 都会から途地方への引っ越し代
- 入居予定の物件での敷金・礼金
- 生活に必要なものを揃える費用
- ご近所への挨拶回りの品代
- 車を購入する費用
などなど
実際に地方の家に住み始めるまでにも、かなりのお金がかかります。
車の購入は必須ではないですが、地方の交通便はかなり悪いところが多いです。数時間に1本のバスや電車(汽車)という地域はかなりありますし、最終の時間もかなり早いです。
そのため、レンタカーよりも自家用車を持つことをおすすめします。
また、費用という点では、今のうちから固定費の節約は行っておくべきです。見直すことで、思いがけないコストが発生しており、結構な費用になっていることもあります。
【地方移住】地方の人はドライだったりする
地方では、ご近所付き合い・地域での人付き合いがあります。
都会ではそれほど濃く繋がらなくても、地方の人は、付き合いをするかしないかでも、その人への見方が変わったりもします。
それに、地方の人は、「とっても温厚な方が多くて、隣人トラブルなんてないだろ〜」と思う方もいるかもしれませんが。そんなことはありません。笑(もちろん地域によります!!)
地方の田舎に行けば行くほど、結構ドライであったり、よそ者として扱われることもあります。また、今風の働き方(フリーランスやノマドワーカー)への理解もないことが多いです。なので、家にこもって働いていたりすると、「謎のフリーター」として扱われることもあります。
ちなみに私は、「フリーランス」というと、「フリーター」と捉えられる自信があるので、英会話講師って言ったりしています。
必ずしも、地域の多くの人と人見知りになって、地域のイベントにも参加して認知してもらう、など自分にとって負担になることをやる必要はないですが、ご近所の人とは、仲良くしておくことをおすすめします。
【地方移住】人脈は作っておくべき
職場で仕事をするにしても、開業やフリーランスで生計を立てるにしても、人脈は作っておいたことに越したことはありません。
移住先の近くに、インフルエンサーがいたり、連絡を取れるような方がいるのであれば、事前にコネクションを作っておくべきです。また、今後開業や地域お越しのためにビジネスを行いたい方は、その地域で力を持っている方々とのコネクションも作っていきましょう。
また、その地域にこだわらず、地方、田舎で働いている人と事前につながることで、情報交換などもできるので、おすすめします。
【地方移住】なんでもする覚悟でいること
基本的になんでもする覚悟でいましょう。
というのも2つの理由があります。
- 家族の理解を得る
- 移住先での生活を成り立たせる
この2つがどうしても必要です。
①家族の理解を得る
今の20代の方は、考え方も多様ですので、応援してくれる同年代はいますが、必ずしも家族からの理解が簡単に得られるとは限りません。
特に、親の年代を考えると、最初は「え!?はい????」となるはずです。笑
そのため、家族にわかりやすく説明して、納得してもらうように話す準備が必要だったりします。
②移住先での生活を成り立たせる
移住先での生活を成り立たせるには、何かしらの行動が必要です。特に、移住してから、フリーランスになったり、仕事を新しく始める方は特にです。
先ほどもお話しし通り、地方の田舎に行けば行くほど、よそ者扱いされたり、新しい働き方への理解が少なかったりします。そのため、理解を得るために、活動をすることも必要かもしれませんし、その地域で影響力を持っている方とつながるために行動する必要もしれません。
変化があればあるほど、物事への対応が必要であったり、予測不可能な問題が出てきたり、いろいろあります。だからこそ、なんでもする覚悟が必要ですね。
20代で地方移住デビューしよう!地方で働くのは楽しい!
いかがでしたか?
地方移住の人気は高まりつつあります。
2017年に国土交通省の調べによると、20代の23%(都心部で暮らしている4人に1人)は「地方移住」に関心を持っているということがわかっています。
その背景には、多様な生き方が普及してきていることが挙げられますね。
それに、今回のコロナの影響で、必ずしも都会に住む必要がないと感じている方もいます。
地方では、地方特有の問題があったりもしますが、一度ビルなどが立ち並ぶ都会から抜け出して、地方で暮らす経験も良いと思っています。
時には、欲しいものがすぐに手に入らなかったりもするので、あるもので暮らしていく力もついたり、遊び方を工夫したりもできて、結構楽しいこともあります。
最後になりますが、必ずしも都会に住むことが正、田舎に住むことが正、というのはありません。
一流の企業で働きたい方は、やはり都会の方がいいですし、チャンスもあります。でも、両方を経験している私としては、両方の良いところを学んで、自分に合った生活を創っていくという点がすごく面白く感じています。
それに、今回のコロナで、一点に多くの人が集まるリスクもわかりました。コロナが再度流行するかはわかりませんが、これまでもいろんな感染症が流行っていたことは事実なので、今後もこのような感染症が流行ってしまう可能性が十分にあります。
その時には、今回のコロナのような最悪な状況を防ぐためにも、一点集中よりも地方移住などで、人がばらける方が良いと感じています。
今後も地方で活躍したいと思う私としては、少しでも地方の魅力を広めるために、できる限りの情報を発信していきます!
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
この記事が何かのお役に立てれば、幸いです。