おすすめ書籍「自分のアタマで考えよう」_考え方を変えるための教科書

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こんにちは、マリアです。

 

困っている人
  • ロジカルシンキングの方法を知っていても、実践できない。
  • 考えることが苦手で、どこまで考えても考え方が浅い。

今回は、このようなお悩みにお応えします。

 

この記事では、ロジカルシンキングが苦手な人、考えることができない・苦手な人に向けて、以下のことを解説します。

  • おすすめ書籍「自分のアタマで考えよう」_考え方を変えるための教科書
  • なぜ考える力が必要になるのか?
マリア
この本を読むことで、私自身は「考える」ということ自体が好きになり、日頃から考えることが多くなりました。

 

という私も、「ロジカルシンキング」や「考える」ということに無縁で生きたいと考えていた人間です。

そもそも「考える」という行為自体が嫌いで、すぐに答えを探していました。

 

でもこの本に出会って、以下の発見がありました。

  • 「考える」ことは、「なぜ?」と問い詰めることだけではない
  • 考えることは楽しい
  • 自分の決断に後悔・間違いがなくなった

 

この記事を読むあなたにも、考えることを好きになってもらいたいし、考えることを重要視することで人生も変わることをお伝えします。

 

この記事で紹介している本は、以下の本です!「考える」ことが苦手な方には、絶対読んでもらいたい一冊です。


おすすめ書籍「自分のアタマで考えよう」_考え方を変えるための教科書

それでは早速、書籍「自分のアタマで考えよう」の中身を見ていきましょう。

 

知識は過去!思考は未来!

簡単にお伝えすると、

  • 思考力がある人は、イノベーションとなるようなアイディアに寛容的
  • 思考力がない人は、イノベーションとなるようなアイディアに否定的

この違いが見られる理由は、これまで蓄積してきた「知識」が思考の邪魔をするために起こるからです。

 

今や毎日のように新しいものに触れることができる時代ですが、考えることが「できない」人は、いつまでも過去の知識に囚われて、目の前の新しい情報から考えることをシャットダウンしてしまいます。

 

反対に、考えることが「できる」人は、これまでの知識があっても、常にゼロから考えることができます。

だから、柔軟に考えることができるんです。

 

ちなみに、この邪魔をしている知識の中で一番厄介なのは、過去の成功体験と結びついた知識と言われています。

 

なぜなら、「自分が成功している」=「自分の考えが正しい」と認識してしまうからです。

 

ただ、考える人になるには、「知識を入れるな」と言うわけではありません。

 

知識とは、「過去の事実の積み重ね」であり、思考とは、「未来に通用する論理の到達点」です。

ちきりん『自分のアタマで考えよう』

 

このように、知識(過去の誰かが考えた結果)をベースに考えていくことができるので、知識を入れること自体は大切です。

 

では、どのように考えていけば良いかと言うと、以下の通りです。

自分の頭で考えること、それは「知識と思考をはっきりと区別する」ことから始まります。

ちきりん『自分のアタマで考えよう』

 

知識は自分の考えではないので、一旦知識と思想を切り離し、ゼロから考えることを意識しましょう。

 

例えば、

「金髪に身体中に大量のピアスをしたダメージジーンズを履いた10代の若者」を想像した時、「信頼に欠ける」と考える人がいるはずです。

→→→でも、それはあなたの考えではなく、「そういう若者は信頼できない」という前情報(ニュースやドラマなど)である知識があるからでは?

あなたもたくさん持っているであろう知識は、過去のものであり、思想こそが未来に繋がるものです。

 

決めるプロセスを持つこと

「考えてから答えを出します!!!」と言うときは、決断のプロセスがあることが前提になります。

 

なぜなら、「考える」という言葉が曖昧で、どこまで考えればゴールなのかが分からないからです。

 

「納得いくまで」「気が済むまで」などと思うかもしれませんが、それって具体的にどこまででしょうか?

 

 

「考える」ということは、最終的に自分なりの答えを出すことを意味します。

なので、「考える」がたどり着く最終地点が必要です。

 

例えば、簡単にお伝えすると

〜良い例〜

上司:「仕事でお客様との契約を延長するかどうか、決めないといけないな。うーん。」

自分:「〇〇な状況とXXな状況になったときに、延長する、それ以外は延長しない、と言うのはどうでしょうか?」

 

〜悪い例〜

上司:「仕事でお客様との契約を延長するかどうか、決めないといけないな。うーん。」

自分:「うーん。検討してから答えを出します!」

1週間後

自分:「もう少し検討してから答えを出します。」

このように、決断のプロセスが確立していないと、「考える」はどこまで行ってもゴールにたどり着けません。

 

意思決定や決断のプロセスを視覚化して、具体的に言葉で言えるまで明確にしましょう。

 

「なぜ?」「だからなんなの?」と問うことで本質に近づける

常に「なぜこうなっているのか?」「だからこれがどう影響するのか?」を問い続けることが大切です。

 

理由は、問うことで本質を見抜けるようになるからです。

 

例えば、以下は実際に書籍に書かれていた出生率のデータです。

 

まずこれを見て、すぐに「なぜ〇〇なのか?」という問いを頭に思い浮かべることが大切です。

 

※もちろんこのデータについては専門家の分析により「答え」はありますが、この世の全ての事に対して答えがあるわけではないので、「考える」癖をつけていきましょう。

 

5〜6個ほど、パッと思いつけるようになると、「考える」力が少しずつついてきています。

ちなみに昔の私は、2個くらいしか思いつきませんでした(笑)

 

 

「なぜ?」の例としては

  • なぜ1966年だけ出生数が落ち込んでいるのか?
  • なぜ、戦後すぐの数年間、こんなにも出生数が多いのか?

 

そして、その「なぜ?」に答えるために必要なものは、知識です。

知識を使って、自分の考えをのせていきます。

 

その後考えるべきことは、「だからなんなの?」ということです。

 

例えば、以下のような疑問を挙げられます。

  • 出生数が減ることは問題なのか?
  • 出生数が減ると、どんな問題が起こるの?

そして、この「だからなんなの?」をもとに、思考を行うことができます。

 

この図にあるように、その後起こる可能性のある問題が見えてくることがありますね。

 

レベルをそろえて考える大切さ

議論を行っていると議論のレベルがずれていることが多々あります。

 

例えば、

Aさん
「何回も契約更新を繰り返して、同じ職場で5年も働いているのに正社員になれず、有給休暇もボーナスももらえず、不安定な立場に置かれている人がいるのはおかしい。こんな非正規雇用契約は禁止すべきだ!」

Bさん
「でも、契約社員として一定期間だけ働きたい人も世の中にはたくさんいるんですよ。全員が全員正社員になりたいわけではありません。働き方の多様性を確保する必要があります。」

ちきりん『自分のアタマで考えよう』

この例をもとに考えてみると、議論がずれていて違和感があることに気づきますか?

 

実は、Bさんは議論の論点をずらしているんです。

 

  • Aさんが問題視している点「非正規雇用をされている人の待遇や雇用条件」
  • Bさんが問題視している点「全員が全員正社員になりたいわけではない」

 

これでは、そもそも噛み合っていないので、解決には向かいませんよね。

 

こうなることを防ぐために、議論のレベルをそろえて考えることが大切になります。

 

様々な意見があるのはいいですが、前提条件として、それぞれが同じ点についてを話す必要があると言うことです。

 

なぜ考える力が必要になるのか?

それでは、なぜ考える力が必要なのかという理由を見ていきましょう。

ここでは、以下の2つを解説します。

  • 自分の人生を歩むため
  • 周りに影響されるのを防ぐ
  • 大切な人を守るため

 

自分の人生を歩む

「考える」ことで、自分の人生を歩むことができます。

 

なぜなら、自分の考えを元に選択・決断をしていくことができるからです。

 

反対に、考えることを避けたら、自分以外の考えに強く依存してしまいます。

そして最悪の場合、洗脳されたり、悪いビジネスなどに勧誘される可能性もありますね。

 

例えば、

〜良い例〜

「良い大学に入って、良い会社に入れば、人生が勝ち組!」と言われているけど、疑問に思い、考え、自分なりの答えを出す。

 

〜悪い例〜

「良い大学に入って、良い会社に入れば、人生が勝ち組!」と言われているから、その通りに自分の人生のコマを進める。

 

もちろん他人からの良いアドバイスは知識として入れるべきですが、結局は自分自身で思考をした方が、自分の人生を歩めます。

 

よって、考えることは、自分の人生を歩むためでもあります。

 

大切な人を守るため

自分の大切な人を守るためにも、「考える」ことは役立ちます。

 

なぜなら、大切な人のために自分が正しい知識を伝え、判断そのものや、判断基準を与えてあげられるからです。

 

残念ながら今や情報社会で、「考える」ことをせずに生きてくことは可能です。

 

スマホで少しググれば、答えやヒントがすぐに出てくるし、他人からのアドバイスや知識が山ほど見つかります。

そして中には、悪い情報もあります。

 

でも、あなた一人でも「考える」ことができれば、あなたの大切な人に対して忠告ができますし、考えることの重要性を教えてあげることも可能です。

 

大切な誰かを、考えることを通して守ることができてしまうんですね!

 

「自分のアタマで考えよう」_考え方を変えよう!

いかがでしたか?

 

この記事では、ちきりんさんの書籍「自分のアタマで考えよう」の内容をもとに、「考え方のまとめ」と「考えることが重要な理由」を解説しました。

 

再度まとめると、考えるとは以下のことを言います。

  • 知識は過去!思考は未来!
  • 決めるプロセスを持つこと
  • 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
  • レベルをそろえて考えること

 

「ロジカルシンキング」という言葉が普通に使われるようになり、「なぜ?」と問うことばかりが頭にあり、結局思考に深みがないことが悩みとしてあるはずです。

 

でもロジカルシンキングをはじめ、考えるとは「なぜ?」と問うだけでなく、そもそもの知識と分離することや、考えるレベルを同じするという考慮が必要だとわかりました。

 

ただ私もそうですが、いつも意識していないと、前までの「考え方」に戻ってしまいます。

 

だからこそ意識的に考える訓練をしなければならないと思いますし、これからもやっていこうと思います。

 

この書籍を通して解説されていた「考え方」は、基礎を身につけることができ、本当に何にでも応用することが可能です。

 

何度も読み、実践することで定着させていきましょう。

 


最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
この記事が何かのお役に立てれば、幸いです。

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