こんにちは、マリアです。
今回は、身近なニュースについてお話しします。
JAL_英語アナウンス「ladies and gentlemen」を廃止!
本日10月1日から、大手航空会社のJALが英語アナウンスの表現を変更するとの発表しました。
これまでは、何かのアナウンスになると言っていた「ladies and gentlemen」というアナウンスでしたが、これからは「all passengers」や「everyone」などの表現になります。
この変更の狙いの一つとしては、ジェンダーに中立的な表現にするためです。
他人のことを呼ぶとき_日本語と英語の違い
日本語では人の名前を呼ぶときに、「彼女」「彼」などの言葉を使って表現することはそれほどないですが、英語では常に使います。
鈴木さんという女性を表すとき、
- 日本語:鈴木さん
- 英語:Ms. Suzuki、she
それに、日本語でいう「〇〇さん」の「さん」にあたる部分でも英語では考慮が必要です。
例えば、
「斉藤さんにメールを送ってください。」と日本語では斉藤さんが女性でも男性でも、それ以外でも良いわけですが、英語では使い分けます。
英語の授業で習ったと思いますが、女性では「Miss」「Mrs.」または「Ms.」、男性は「Mr.」を使います。
そして、性を示したくない人や、どちらにも当てはまらない人達は「Mx」を使います。
このように英語の表現は日本語以上に、性別を分けていると言えますね。
だから、日本語だと「みなさん!」と呼びかけるときに、英語では昔から「ladies and gentlemen」というように表現されてきました。
ちなみに、実際アメリカの大学でも、教授によっては生徒のことをこのように読んでいる方もいました。
問われる「らしさ」の問題
世界的にも問題にはなっていますが、やはりジェンダーに対する問題は、至る所で見受けられるなと感じる一方、これまで以上に「らしさ」が尊重される時代になると感じています。
なぜかというと性別を選ぶのは、他の誰でもなく「自分自身である」という認識が徐々に広まってきているからです。
近年、個人登録するときには、「女性」「男性」「それ以外」というに選択肢が増えているし、昔の女性と男性に対する固定観念が薄れてきている時代に入ってきていると言えます。
とは言え、まだまだ「男」「女」という2つに当てはめようと捨考えがほとんどですが…。
でも、このような時代の変化の背景には、
- 個人が情報を発信することで、繋がれる人が増えた
- 各国のエンターテイメントで有名な人や、大手企業のトップが、性に対して広い認識を持つように声をあげている
このような理由もあげられるかと思っています。
アメリカでの「らしさ」
ちなみに私がアメリカに住んでいたときは、ジェンダーに関する運動が大学内でも行われていたし、多くのサポーターがLGBTコミュニティに貢献していました。
アメリカは、日本に比べて個人個人が独立しているので、より「その人らしさ」を尊重するという文化が根付いていることも挙げられます。
もちろん宗教的な理由や、個人の考えで新しいジェンダーに対して否定的な考えを持っている人はたくさんいるのも事実です。
日本での「らしさ」
私たち日本人は、子供の時から団体的に行動するという文化に触れてきました。
だからアメリカの人たちに比べると、自分の意見を持つことや言うことに対して苦手意識を持っている方が多いですね、、、。
そのため、周りの人と異なる考えを持つことをやめようとする人達がいるのも事実としてあります。
「らしさ」を大切にしていきましょう!
これからの時代の流れとしては、多くの人がもっと「自分らしさ」を尊重し合える世界になっていくのかと想像しています。