こんにちは、マリアです。
先日、新海誠監督の天気の子を見て、「今の日本の状況にも言えること」があることに気づきました。
今回は、以下の2点についてお話しします。
※ネタバレがあるのでご注意を。
- 日常→新しい世界→〇〇への動き
- 〇〇を捨てることで、運命を変える
実は、「おもしろい!!!」だけではないんです!!
映画の導入部分で、日常の設定がわかる。
『主人公の帆高(家出をした少年)が、須賀(命の恩人で、オカルト雑誌の編集の仕事をしている)の事務所で生活を始め、
そしてのちに陽奈(100%晴れ女の能力を持つ)と出会う。』
毎日なんとか楽しみを見つけて、生きている設定が描かれている。
例えば、帆高と陽奈、そして陽奈の弟の3人で、
「晴れ」が欲しい人に陽奈の力を使って「晴れ」を提供していたシーンは、、、
マジで楽しそう!!
とにかく、いろんな出来事を経験しながら、毎日を過ごしていく姿が印象的。
現実でも、これまでの日常が平和だったのかどうかはわからないけど、みんなそれとなく暮らしてた。
- 当たり前のように、仕事にいくために電車に揺られる。
- 会いたいときに会いたい人に会う。
- お腹が減ったときに、レストランで食事をする。
こんな日常が当たり前。
日常が変化して、新しい世界に
実は、先ほど言ったような映画の楽しい雰囲気には影があり、少しずつ異常な状況がでてくる。
そして、以下のようなシーンを通して、新しい世界に入ることを表現。
- 晴れ女の運命(人柱として犠牲にならないといけない)を知る描写。
- 警察が帆高を追っていた(家出してた件と、そのほかいろいろ)。
- 陽奈の体が消えかけていた。
このようなシーンを通して、着実に変化が現れてきていることを表現されている。
現に私たちの日常も、某ウイルスが脅威をふるう中で大きく変化。
他国でのウイルスの広がりが報道された。
そして、他国で死者がいることが発表されたり、
日本でも徐々にそのウイルスが蔓延してきていることが面に出てきた。
あっという間に、ウイルスが広がり、当たり前の自由を奪った。
例えば、
- リモートワーク
- 不必要な外出の自粛
- 必要不可欠なこと以外は自粛
- 経営難
など
だから、これまで普通にできたことが制限された中で、
その中でも生きていこうと様々な手段が出てきた(出ざる終えなかった)。
今までの日常→新しい世界。
こんな動きがあったと言えるだろう。
新しい感覚を持った日常
映画の終盤で、陽奈が人柱として犠牲にならなかったことから「晴れ」がなくなり「雨」の毎日になった。
そして、通りすがりの女性が
「お花見楽しみだね」
と言っている描写がある。(結構あっさりと言われる)
けど、この言葉を通して言えることがある。
時間と共に、新しい世界で取り入れたもの(取り入れざる得なかったもの)が当たり前となり、形を作る。
これは、わたしたちの生活にも言えること。
少しずつ元の生活に戻ってきた今、少なからず、全く同じ世界ではないということは確か。
なぜなら、私たちは新しい世界を経験してしまったから。
見かけは元のままかもしれないけど、心のどこかでは、今までには感情や感覚を持っている。
そして、その感覚を持った私たちが、これからも新しい日常の形を作っていくと思う。
日常→新しい世界→日常。
だから例えば、
- リモートワークがこれまで以上に一般化するかもしれない。
- 新しい働き方が出てくるかもしれない。
- テイクアウトを取り扱う店が増えるかもしれない。
- 都会は危険があるから、地方への移住も始まるかもしれない。
などなど
そして「新しい世界→日常」になるとき、私たちはある意味大きな決断をしている。
それは、前の日常への「執着」を無くしたということ。
人は執着があると、いつまでも過去を手放せないし、制限をかけているせいで成長もできない。
反対に、執着を捨てることで、運命さえ変わることがある。
例えば、映画で
- 「お花見は晴れの日にするもの」という執着があれば、お花見なんて雨の中楽しめていない。
- 「今までの日常」への執着を捨てきらなかったら、陽奈を助けることができなかった。
みたいな
きっと、これまでの生活への執着をなくせない人はたくさんいる。
もちろん、それが悪いわけではないけど、
成長するためには、新しい世界に入ったら、今手元にある執着を捨てることが大事だったりすると思う。
********
いや〜、実は今回で3回目になるのですが、見るたびに新しい考えを芽生えさせてくれます
ぜひ今度映画を見るときは、ちがう視点を持って見てみてくださいね。
異なる視点を持つために必要な『観察力を鍛えるトレーニング』はこちらをどうぞ。
こんにちは、マリアです。 困っている人「自分と相手が同じ状況を見た時に、なんで相手は、あんなことに気づいたんだろう?」「どうして自分は、こんな簡単なことに気づけなかったんだろう?」[…]
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。
この記事が何かのお役に立てれば、幸いです。
スポンサーリンク